医療法人健光会
旭川ペインクリニック病院

リハビリテーション部

痛みについて、知ってほしいこと

痛みの原因は様々です。

  • 外傷や神経から生じる痛み
  • 怪我の治癒後でも残っている痛み
  • ストレスを起因とする痛み … など

これらの痛みが日々の生活の質を低下させてしまいます。

また、痛みはその時期により急性痛慢性疼痛に分けられ、リハビリのアプローチも異なります。

  1. 急性痛…組織損傷が原因で生じる生体の警告信号。通常は治癒期間内で改善します。
  2. 慢性疼痛…通常の治療期間を超えて持続する痛み。組織損傷が明らかではなく、通常痛みと感じない程度の痛みでも、痛みとして表現されることがあります。

    慢性疼痛は、痛みに対する過剰な恐怖心や痛い部分の不活動、心理社会的な要因 (ストレスなど) をはじめとする様々な要因が、複雑に組み合わさることで起こるといわれています。

当院リハビリテーションの特色

当院は、様々な痛みに対してのリハビリテーション (以下、リハビリ) に力を入れています。疾患特性を考慮し、各種検査・評価から得られたデータをもとに、個人に合わせたリハビリを実施します。

リハビリの流れ

  1. 問診…痛みの場所や程度などを質問します。
  2. 機能的評価…関節可動域や筋力を評価します。
  3. リハビリ…問診・評価をもとに、リハビリを実施します。外来・入院ともに、1回約40分のリハビリを実施しています。
  4. 結果の再評価…実施したリハビリの結果(効果)を再評価します。

※当院の外来リハビリでは、要介護被保険者の患者様に対応したリハビリは行っていません。

主に対象となる疾患

  • 脊椎疾患→椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症圧迫骨折など
  • 変形性関節症→肩関節股関節膝関節など
  • 末梢神経障害→坐骨神経痛など
  • 難治性疼痛→線維筋痛複合性局所疼痛症など
  • 安静不動を起因とした痛み

リハビリの例

※レッドコードは、原則外来リハビリでのみ行っています。

慢性疼痛、難治性疼痛の場合

いきいきリハビリノートは、運動療法と認知行動療法を併用するためのツールとして2014年から開発されました。当院は、いきいきリハビリノートの実施施設として登録されています。いきいきリハビリノートの詳細については、運動器疼痛学会のHPをご参照ください。

リハビリを行う際の服装について

リハビリでは、手足を大きく動かすストレッチや筋力訓練を行う場合がありますので、動きやすい服装で来院して頂きますようご協力宜しくお願い致します。

動きやすい服装の例

  • スウェット素材などの伸縮性のある生地のもの

避けて頂きたい服装の例

  • 伸縮性のない生地のもの (ジーンズやジャケットなど)
  • スカートやワンピース

※アクセサリー類 (ネックレスなど) やベルトは治療を妨げ、破損する可能性があるため、リハビリ中は外して頂く場合がございます。ご協力宜しくお願い致します。

リハビリスタッフについて

理学療法士・作業療法士が在籍し、入院及び外来のリハビリを担当制で行っています。

リハビリスタッフ所属学会及び取得資格
  • 日本理学療法士協会
  • 日本作業療法士協会
  • 日本ペインリハビリテーション学会
  • 日本運動器疼痛学会
  • 日本運動器理学療法学会
  • 日本筋骨格系徒手理学療法研究会
  • 日本徒手療法学会
  • 住環境福祉コーディネーター (2級)
  • パリスアプローチ (St.Augustine大学カリキュラム 全7コース / Clinical Education 修了)
  • Redcord Neurac 1
  • ICLS (日本救急医学会) コース修了

当院申請の施設基準について

  • 運動器リハビリテーション料 (Ⅰ)
  • 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅱ)
  • 廃用症候群リハビリテーション料 (Ⅱ)
  • 呼吸器リハビリテーション料 (Ⅰ)